たねだログ

アラサー機械設計士の記録です。

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【試作がすぐできる】3Dプリンターが便利!

近年、CM等でも見かけるようになってきた3Dプリンターですが、一般の家庭に置いている人は少ないと思います。
そんな3Dプリンターですが、うちの会社にも導入され設計業務の中で便利だったので紹介したいと思います。(一般家庭用も数万円程度から販売しているようですが、安いものはそれなりの出来になる様です。)

 

3Dプリンターとは

プリンターと聞くと紙に文字等を印刷する機械を想像すると思いますが、3Dプリンターは立体的なものを作ることができる装置です。
一般的には樹脂(プラスチック)で好きな形状のものが製作可能です。

 

試作品の必要性

設計業務はまず机上で検討を行ない、見通しが立ったらすぐに量産ではなく試作を行ないます。
なぜなら、いくら机上検討を行なっても、実は検討内容が足りていなかったり、机上では問題ないのに実際も物は壊れてしまったなんてことが起きるからです。
この机上検討と現品でのズレを把握・修正し、安心安全な量産品を作るためにも試作が必要なのです。

 

3Dプリンターと削り出しの違い


机上検討した形状の試作品を作る方法として、これまでは樹脂や金属ブロック等から削り出しで必要な形状に仕上げる方法を取ることが多くありました。
削り出しは、マシニングにもよりますが非常に寸法精度が良いものが作れるため、量産に近い仕上がりとなります。
しかし製作依頼をしてから、加工する材料があればすぐ加工に取り掛かれますが、無い場合はまず材料を取り寄せる必要があります。これで数日かかります。
また、加工にもマシニングの設定等が必要になり、完成まで時間かかるのが通常です。
コストも試作メーカーに依頼した場合、小さいものでも1万、2万と決して安い物ではない為、ちょっと形状変えたからと言ってバンバン作ることができません。

これに対し、3DプリンターはCAD上で制作した3Dモデルを読み込み、開始するだけで形状が出来上がるという優れもの。
(残念ながら会社の物なので遊びで自由に作れない為、写真がありません。)
製作にかかる時間も小さい物なら数分でできるし、コストも使用する材料程度と削り出しに比べると非常に安く済みます。
但し、基本的には樹脂材料のみで使える材質も限られている為、どうしても金属でないといけない場合は、削り出しにする方が良いでしょう。
また、寸法の精度も削り出しに比べると劣っています。
3Dモデルの形状によっては完成状態が歪んでしまう恐れも。
なので3Dプリンターでできたものは実際の物のイメージとして活用できるレベルと考えると良いでしょう。

 

まとめ


・3Dプリンター
 「寸法精度は出来たなりでいいが、とにかく早く安く作りたい。」
・削り加工
 「加工寸法、指定の材料で量産を想定した製作が可能であるが、時間とコストがかかる。」

と考えてもらえれば良いかと思います。
CAD上でモデルを見てよくできていると思っても、実際の物を手で持ってみるとイメージと違ったり組み立てが難しかったりと、現品での確認には便利です。

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